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畳の目線

2007年02月04日

 東洋と西洋の大きな違いは、「目線が違う」ところだと思います。
日本の映画監督に、今も昔もローアングルにこだわる人がいます。
目線を下げる  低い視点から見ると、大げさな演技や表情が
すぐ解る。つまり本質が見えてしまうという事なのです。
画面の端にちらりと写るだけの小道具一つに、何百万もする本物を
使うのも、自己満足のこだわりではなく、低い視点から見る観客の目を
恐れているからです。
 日本文化の集約がこのローアングルからきているのではないでしょか。
無地にしか見えない着物も近づいてみると細かな柄が織り込まれ、
藍で染めてから黒を引き染めたりします。
しいて言えば、それをそこまでやるかと思う様な電化製品や、
よけいなお世話と言いたくなる自動車にも現れています。
いいところで止めて置けないのが、日本の技術の世界なのでしょう。
 本質を見抜けないのは、目線 つまり生きる姿勢が外れてきている
からかもしれません。畳の目線に戻ってみたいと思います。